おのストーブとして記念すべき最初のお客様。
設置させていただいたのは、広い敷地に佇む昔ながらの立派な農家住宅。天井が高く、風通しも良いその空間に合わせて、小型の基本モデルの薪ストーブをお選びいただきました。ご家族皆さまにとっても初めての薪ストーブということもあり、最初は「どんな風に使えばいいのかな?」といった不安もあったご様子。
それでも季節が変わる頃にはすっかり暮らしの中心となり、炎のある生活を楽しまれている様子を伺えて、私たちにとってもとても嬉しい出来事でした。
そして設置から約1年後。
「やっぱり料理もできるようにしたい」というご主人のご希望で、上部にオーブン室を追加し、基本モデルからクッキングストーブへと進化。
この追加工事は、まさに薪ストーブとの暮らしを“育てる”という感覚を形にしたような体験でした。

このお宅に伺うと、いつも穏やかな空気に包まれていて、最初に設置した日のことを今でも鮮明に思い出します。私たちにとっても、この一台は大切なスタート地点であり、原点でもあります。