
炎の表情を決めるのは「空気の量」
薪ストーブの燃焼は、薪そのものだけでなく「空気の取り込み方」に大きく左右されます。
空気が多ければ炎は力強く燃え、少なければゆっくりと落ち着いた燃焼になります。
つまり、空気をどうコントロールするかで、暖まり方や燃焼時間や炎を自在に調整できるのです。
給気口を複数備えた構造
おのストーブの薪ストーブは、火室に複数の給気口を設けています。
- 一次給気:薪の下部から空気を取り込み、点火時や焚きはじめの勢いを確保
- 二次給気:炉内で加熱された空気を火室上部パイプに送り、二次燃焼を助けクリーンな排気を実現
- 補助的な給気口:炎の勢いや見え方を微調整
これらを組み合わせることで、初心者でも直感的に炎の状態を変えられるよう設計されています。
シーンに応じた使い分け
- 素早く部屋を暖めたいとき
一次給気を開き、薪を勢いよく燃やすことで短時間で温度を上げます。
- ゆっくり過ごしたいとき
一次給気を絞り、二次燃焼主体に切り替えることで、熾火を長持ちさせ、穏やかな暖かさが続きます。 - 炎を楽しみたいとき
給気を調整することで、炎を高く揺らす、静かに灯すなど、雰囲気に応じた演出も可能です。
メリット
- 操作の自由度:複数の給気を調整することで、初心者から熟練者まで思い通りの焚き方ができる
- 燃焼効率の向上:シーンに応じた適切な給気で薪の持ちを改善
- 安心感:強い炎が必要なときも、静かな燃焼が欲しいときも、コントロールできる安心感
まとめ
「薪は火をつければ燃える」──そう思われがちですが、実際には空気の使い方ひとつで燃焼の質が大きく変わります。
おのストーブの薪ストーブは、給気を自在に操る設計によって、生活のシーンや好みに合わせた炎を楽しむことができます。